孤独なガチキャンの方が好きなんですが、今回は複数人でのゆるキャンでした。連休の無料キャンプ場だから人が多かったけど、良スペースを確保したので快適でした。キャンプ場って時点でゆるすぎる。ゲリラキャンパーとしてはだな……。
標高1000mくらいなので、下界は猛暑でもこっちは余裕♪ 朝は寒くて寝袋に頭まで潜り込んでた。いつも暑すぎてたので、ああこんな涼しさもあったなって初めて思い出した。
↓どうしても回転が収まらない画像。他のは直せてるんだけど、これだけ駄目だ。みんなは、どの角度で見えてる？俺は左に45度傾いてる。なんでやねん。各自で首かスマホを曲げてご覧下さい。スマホって便利だね。パソコン全盛時代では画像回転バグなんて致命的だったのに。
山奥の、ダム湖の更に上流の、砂防ダムの更なる上流。この写真は砂防ダムのすぐ近くで、結構広い河原があったところ。ここに降りていくと、ルアーかフライで楽しめそう（釣れるとは言ってない）だけど、あいにく脈釣り竿しか持ってなかったので、もっと上流を目指します。午前十時くらいまでテントで寝てたから、正午過ぎ出発の、ゆるすぎる釣りです。
この川、両側がず～っと崖で、降りられるポイントが1kmに一カ所あるかどうかって感じだったので、崖を降りるための紐か、沢登り用の装備がないと結構厳しい。川底は案外平坦なようで、水量が多かったからあれだけど、普段は歩きやすいのかもしれない。竿しか持っていなかった私は歩き続けます。
↓支流の滝下にクマイチゴがたくさんなってたので、何個かいただきました。美味いね。自分ちのラズベリーより美味いかもしれない。熊がこれを食べるのかな？
3kmくらい歩いたら、比較的マシな崖を見つけたので、人が降りた形跡はなかったけど、降りてみました。もう二度と上ってこられなくなるとは知らずに……。いや、上ってこられましたが。全体的に水量が多かった（平成三十年七月豪雨の直後くらいでした。豪雨被害のあったところからは離れてたけど、それなりには降ったらしい）ので、どうかなと思ったけど、穏やかなところを見つけたので、まずは川虫採集をスタート。これが見つからないのなんの。川虫よりサンショウウオの方がいっぱいいた。サンショウウオを捕まえて食べてもよかったけど、ニョロニョロ逃げるので難しかった。でかいカワゲラを二匹だけ捕まえた。くろんぼ（クロカワムシ）がいればよかったんだけど、いなかったね。下流の広い河原のところにはいたのかもしれない。自分はいつも川虫採集をなおざりにしてしまうからよくない。
癖で、淵や落ち込みばっかり狙うも釣れず、もう駄目かなと思って、最後に瀬を流してみたら、あっけなく釣れました。「ヤマメ）助けてーー！！」
やっぱり瀬なんだな～。川虫が全然とれなかったので、時間も午後三時くらいで山奥は危ないから、撤収する事にしました。二時間くらい山歩きで、釣りは三十分だけ！
この川は、山奥とはいえ休日だから数人くらい釣り人はいたけど、とにかく長い川なので、装備さえ整えておけば、ポイントには困らないと思います。装備がないとキツいね。紐が欲しいなと思った。次回から渓流釣りには紐を持っていこうと思う。
登山者がガチ装備で歩いてる山奥の道を、なんか近所からフラっと散歩に来ましたみたいな、サンダルさえ履きかねない（流石にサンダルは履かなかったけど）軽装の自分が歩いてるのが、おもろかったね。みんな熊鈴つけてたけど、自分はそんなもの要らない。熊なんか捕まえて食うから。熊鈴って、若いオスみたいな好奇心あるやつを逆におびき寄せてしまうから危ないって話もあるよね。ロシア人は熊鈴なんかつけないらしい。日本では熊鈴をつけますよって言うと、「餌はここだぞ～ってか？」って言われるらしい。
↓釣れたポイント。瀬なんだけどね、魚が結構いてるようです。瀬の釣りって苦手だけど釣れるからもっと練習した方がいいな。仕掛けが絡まりやすいのを何とかしたい。生き餌よりもドライフライがよさそう。
栃やオニグルミの青い実がよく落ちてて、食えるかなと思ったけどまだ若すぎて駄目っぽかったのが残念でした。平地だともうオニグルミは食えるようになりつつあるんだけど。
キャンプは始終平穏でした。バーベキューもしたし、温泉にも行ったしね。ゆるかった。でも俺はな、川で体を洗うようなガチのキャンプが本当は好きなんだけどな。去年はそれをしてたね。荷物満載のボロ自転車で山登りをして、オニグルミを拾って食べて。あと何年前かもう忘れたけど、寝袋だけ持って、冬に青春18切符で延々と乗り継いでいって、秘境駅みたいなところで降りて何日も歩き回ったりしたね。たぶんあれが一番キツいキャンプ、キツキャンだった。（おわり）
