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毎日イチゴ

 これでちょうど250g。自分で作れば食べ放題だゾイ!大阪だか京都ではイチゴがなくてキロ5000円で取り引きされてるとかの噂があり、とんでもない高値になってたぽいですね。品物がなくて値段が上がってるだけなので、農家としても別に儲かるわけでもないっていう話らしい。

 

 イチゴの苗の硝酸消費量を、葉の展開速度から考えて1mg/日だとすると、硝酸含有濃度2000ppmの生体重10gの苗が花芽分化しやすい低窒素状態になるには20日くらいかかる。普通の育苗で使う錠剤の肥料は肥効が20~30日くらい続いて、切れ始めた時に苗は1000~2000ppmくらいになってると思われるので、花芽分化が始まる時期(8月末、ただし最近の気候では9月中下旬)の1ヶ月前(7月末、ただしry)に最後の置き肥をするという標準的な施肥法は理に適ってると思う。ちょうどいいタイミングで窒素が切れてくれるので。

 

 自殖2世代目の35g。でかい。首が伸びて先がすぼまる結果、内側に凹んだ菱形みたいな形になるのが特徴とはいえ、見映えにはちょっと問題があるとは思ってる。とちあいかのような心臓形は見映えはいいけどヘタがとりにくく、ヘタ部分をカットするには不向きの形なので利用性には問題がある。

 

 交雑系統のこれは味がいい。甘いし酸味もあって香りと食感がいい。2個目の実で重さは26g。今のところこれが最有力候補。この株の2番花は明日咲くところ。既にランナーでの増殖と、来年播種用の交雑作業を始めてます。

 

 ごちゃごちゃしとるけどこんな感じでイチゴなってます。

 

 来年またちょっと改良したいけど、とりあえず内なり栽培は楽なので正解だと思う。内なりは果梗が長くても斜めに配置すれば問題ないのに対して、外なりだと果梗が長いと通路までダラーっと垂れ下がってきちゃって止める術がない(通路を広くとるか、畝を高くしなければならない)のがデメリットなんですよね。農家だと作業効率のため外なりにする事が多いですが、家庭菜園は受光態勢としても理想的な内なりがいいと思う。

 

 やや晩生でこれから収穫が始まるところだけど、頭抜けて草勢が強くて収量がかなり多くなりそうな交雑系統。他の株はせいぜい150gだけど、この株なら頂花房で200gとれる。2番花はもう伸びてきてるので、もしかしたらたまたま頂花房の出蕾が遅れただけで本来は早生なのかもしれないという一縷の希望がある(たぶん1週間くらいは展開のタイミング的に個体差でズレうる)。或いはやや晩生だとしても今後の交配で早生性を改良すればいいかもしれない。草勢が強すぎると味がうっすい事があるので、食べてみて判断しましょう。

 

 早い株の2番花はもう咲いてます。この株は早生で食味はいいけど、草勢がやや弱く、不受精果が出てる。こういう微妙に残念な株が結構ある。