今回のブログネタは川での雑魚釣りと栗です。何の関係もありません、それぞれ日時も別ですが、それぞれがネタとして弱いのでまとめて一本にしてしまおうという魂胆。
栗から先にいきますか。すぐ終わりますから。山栗です。じつはこないだの山旅で拾ってきたものです。山奥に誰からも見向きされない栗の木があって、そこでちょっと拾ってきました。
気の遠くなるような地獄の栗剥き作業。縄文時代の人たちは栗を主食にしてたそうだけど、毎日これ剥いてたのかな。まあ剥かなきゃ食えねえしな。
味は、もちろん栗でした。何のひねりもなく、茹でたのをそのまま食べました。これが栗だよね~って感じの味。美味い事は美味いんだけど、剥く作業の面倒くささを考えると、別に強いて拾わなくてもいいかなってくらいでもある。やっぱりオニグルミの方が好きだな。
カロリーソースとして考えるよりは、少量を秋の味覚の楽しみとして頂くのが、ちょうどいい栗との付き合い方な気がする。栗ご飯くらいにするのが一番いいのかもしれない。栗をメインの主食にするのは結構きつい。渋皮煮とか面白そうだけど面倒だったのでまた来年。(^^)/
そして今日、朝早くに川へ魚釣りに行ってきました。釣り場まで自転車で往復30kmなんですが、定期的に通って足腰鍛えといた方がいいかなという、トレーニング目的の方が大きいとも言える感じで。
今日は川虫がたくさんとれた。減水してるのでバスは釣れなさそう。鮎が大量にそこら中でバシャバシャやってます。横に来たおっちゃん、何を釣るんだろうと思ったら、そのバシャバシャやってる鮎のど真ん中に、デカいオモリ付けた仕掛けをぶち込んで、えっそれで釣れるのとか思う間もなく、丸々とした鮎を楽々ぶち抜いてました。「ハハ釣れた」とか言ってる。えっ何それ。教えてよ。鮎ってそういう感じなのか。鮎の群れはかなり大きかったので、おっちゃん結構釣ってました。え~。俺も今度やろう。
鮎の釣り方を知らない私はカワムツを釣りました。小さくはないけど大きくもない感じ。こいつはキープ。
カワムツやオイカワ、ハヤ、アブラハヤなどの雑魚系は、素揚げや天ぷらにするのが一番美味しいというのが定説です。本当にそう思う。骨ごと食べられるようになるから無駄が無いし。15cmくらいのが釣れたら塩焼きも可能。これも美味いです。冷凍して寄生虫を殺してから刺身で食べるというのもある。これは自分はまだやった事がないですが、おそらく美味いでしょう。自分はフナとニゴイなら刺身で食べた事がある。もちろんちゃんと一旦冷凍して。世間ではフナの方が脂が乗ってて美味いと言われてるけど、自分はニゴイの方があっさりして臭みもなくて好きでした。たぶんカワムツやオイカワもあっさり系だと思うので、今度たくさん釣れたら刺身で食ってみますかね。
次に釣れたのはニゴイ。最初、なかなかデカいハヤかと思って喜びかけたんだけど、なぜならここで釣れるこのサイズはこれまでハヤしかなかったから、だけどよく見たらニゴイだったんでブチ切れました。なんでお前がここにいんねん。ここでニゴイ釣ったの初めてだわ。
ニゴイは味は悪くないが、小骨が最悪なので、ブラックバスなどを食ってるような我々雑魚釣り師からも敬遠される魚です。淡水のエソ、って感じかな。逆にエソは海のニゴイ。まあこのくらいのサイズなら小骨ごと揚げたり、切り刻んで肉団子にしたりすれば食えるんですが、面倒だったのでリリースしました。前述の通り、刺身でも上品な白身で美味いんですが、小骨がひどいのでまあ気が進みません。
ちなみに、ニゴイで一番美味いのはカマの肉です。頭ね。少ししかないけど、50cmオーバーのニゴイが釣れたら、頭を丸焼きにして食べるのがオススメです。小骨が無いし、一番旨味が濃い部分なので美味しいです。次いで、内臓を味噌で煮るのが美味い。これもデカいのが釣れたら作れます。浮き袋とか腸とかを煮るんです。身は全部ダシをとるだけに使っちゃってもいいくらい。
で、結局この二匹しか釣れなかったので、これにて納竿です。鮎が多すぎて、他の魚が追いやられてる感がある。鮎ってこの時期にこんなにいるもんかね?鮎が海に帰るのを待った方がよさそうだけど、すると今度は海から鮭が上ってきて大変な事になるんだよな。また鮭の死骸でも拾って食べるか?死骸を拾うのはセーフだけど、生きてるのを捕まえてイクラをとるのは御法度です。(御法度だが、わりと隠れて狙ってる人はいる。ゾンビみたいな鮭の肉なんか水っぽくて食えたもんじゃないから、やっぱりイクラ狙いなんだろうか。豪快な引き味だけ楽しむというのも考えられるけど)
それで、唯一持ち帰ったカワムツは軽く干物にして、焼いて食べました。味はよい。ただし食いでがなさすぎる。
来年あたり、一ヶ月程度の船旅をしようと考えていて、そのために今から色々準備中なんですが、船旅中の食料として魚を釣って食うというのは重要で、その魚の保存方法に干物というのがこれまた重要な技術です。なので、今から干物作りの練習をしておこうと思って、今回ちょっと作ってみました。これからもぼちぼち作っていく予定です。今回の干物は、小型だからと思って塩水に漬ける時間を短めにしたら、案外全然しょっぱくなかった。保存性を高めるには、少し塩辛いくらいがちょうどいいので、今度はもっと力強く塩漬けにしてみる。