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イチゴ休眠覚醒

 おはよう!!!!!ここ数日で明らかに草勢が強くなってきており、新葉が上に立ち上がって淡い色になってきてます。2月上旬に切り替わった印象がある。しょぼいハウスで寒いから覚醒するの早いのかもしれない。

 よつぼし。上に伸びてる。

 

 ゆうべに自殖系統。1月にはかなり弱ってたのが、今では日に日に元気になってきてる。どこまででかくなるのかというのが関心ポイント。

 

 早い系統は2番果収穫中で3番花の開花が始まってます。遅い系統は1番果が収穫中だったり、そもそも出蕾がまだなかったりする。

 あまおう自殖系統はようやく早いものが収穫始まってきて、不受精果なんだけど、見た目はあまおうに似てて(独特のビラビラした首元まできっちり赤くなる感じ)、味はあまおうそっくりでした。鋭い酸味。あまおうは実際不味い説が有力ですが、これはこれで面白い味かなとも思う。逆に新しい味。でもいまだに大産地として成立してるのが不思議でしょうがない。自分は嫌いじゃないけど。誰がそんなに買ってるんだ

 

 ゆうべに自殖系統×とちあいか自殖系統で交配した採種用の果実。間違えて食べないように!

 交配はたぶんうまくいったと思う。除雄だけして交配していない花は全く肥大しなかった。開花前に交配しているので、雌しべの成熟が遅れる先端だけ不受精になっていて、これは開花後に他の花から花粉が飛んできていない事の表れでもある。品種によっては開花後数日間は先端の雌しべが未成熟で受精できないらしく、それで先青になりやすいらしい。

 ちなみにこの種はYBS1-14とTAS1-10の交配で、YBS1-14は早生、大果、強勢のゆうべに自殖系統、TAS1-10は極早生、大果、連続出蕾性の優れるとちあいか自殖系統。どんなイチゴになるのかはまだ不明だけど、そんなに悪くはならないと思う。現時点でも、よつぼしと同等程度の能力があるので、交配すればよつぼし以上の系統が現れる可能性はある。

 他にも複数通りの組み合わせで交配しているので、来年度はそれらの種を蒔いて栽培していきます。イチゴの栽培面積を倍増する予定なので、育苗がマジで大変な事になる。それもあと2ヶ月くらいで始まるので。

 

 あとトマトの育苗始まってます。やり方を忘れてる。接ぎ木ってどうやるんだっけ。

 サンロードの自殖系統が今年で3世代目なので、今年採種した種で固定化が完了する事になります。4世代目でほとんどの遺伝子がホモ接合になって、実用上の差異がなくなるので。

 ただ家庭菜園レベルだと2世代目からもう差があるのかどうかわからず、とりあえずよさそうなやつから採種するだけっていう感じでした。唯一、黄化して生育不良になる潜性遺伝子だけは識別可能だったくらい。

 もしイチゴもそういう感じであれば、今回採種した自殖1世代目同士の交配系統は、どれも似通った形になってほとんど差がわからなくなる(普通のF1品種と同じように見える)可能性がある。