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メロン栽培2020まとめ

 メロン栽培、伝説の表を作ってみました。これは作ってる自分が楽しいだけな気もしますが、一応ご覧ください。秋作はまだ栽培中。

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 全体的に小玉だったのは草勢が極めて弱かったため。結果枝が全く伸びない。むしろよくこんなに果実だけ肥大したなという勢いでした。主枝は摘心をせず、側枝もほとんど除去しませんでした。それでも弱かった。原因は定植直後の灌水不足が最大で、あとは保温無しだった事や、ウリハムシに根っこを食われていた事など。果形とネットはやや乱れたが、普通に栽培していれば普通にうまくいくものらしいという感覚はありました(普通に栽培できなかったから駄目だった)。味は全体的に結構よく、特に収穫前に枯れた株のメロンが普通にうまかったのは驚きでした。

 使用した土は水田土壌で、1株あたり、土の量は乾燥状態で20kg、カルシウムを50g施与した。窒素の施肥量は8gで、元肥として3.2g、追肥を定植から交配までの中間、交配直後、交配直後から10日後の3回に分けて1.6gずつ与えた。使用した肥料は窒素とカリウムとリン酸を等量含む普通の化学肥料で、カリウムは他に硫酸カリウム元肥に2g与えて、リン酸は他には与えなかった。総施肥量は、カリウムは10g、リン酸は8g。全体的に特に問題はなさそうだったが、リン酸だけ元肥にもう少し与えた方がいいような気がする(でも現代の水田は土の中に最初からリン酸が入ってる気がするので別にいいのかも)。交配期の灌水量は2L/日以上になるはずで、定植から収穫までの総灌水量は100~150Lになるのが標準らしいが、草姿が小さかったためにそこまで灌水量が増えなかった。今回は問題なかったが、土の量は30kgくらいあった方が、遅い夏作としては高温期の灌水が楽になるのでいいのではと思われた。

 2020年の旬別平均気温と平年値の推移グラフを作ってみました(いい作り方がわからないので、平均気温から15℃を引いた数字を縦軸に表した)。2020年は冬からずっと気温が高く、特に交配期であった6月上旬は気温がかなり高かった。そして収穫期が近づいた7月中旬と下旬は気温が平年よりも低かった。これはメロンの無保温栽培にとっては全体的に望ましい傾向で、天候に恵まれた年となりました。しかし交配期に平年より気温が下がると無保温では(特にアールスメロンでは)厳しいものがあると思われるので、交配期だけでも保温できるよう一時的な温室の必要性は感じました(最悪でも局所保温的なものは欲しい)。日照時間はかなり少なかったが、株間を広めの40cmにしていたので問題ない印象でした。8月中旬が暑い。

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 来年はどうしようかね(^o^)っていうのが今の一番の関心事ですよね。ああしようか、こうしようか、って考えてるだけで時間がどんどん消えていく(笑)。家庭菜園は趣味だとはいっても、野菜栽培の技術を習得するというのは、いざという時に食べ物を自力で作れる事に繫がるわけだから、趣味の中では役立つ可能性は高いかな。という程度の、結局は趣味ですから。本業をおざなりにしかねないほど熱中するのもどうなんだというのはある。いずれにしても、省力化は大事なので、いかにローコストでハイリターンを得るかという方向についても、来年は考えていきたい。