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イチゴの人工授粉はテキトーでいい!

 イチゴの人工授粉のために毎朝、筆でチマチマやっている哀れな家庭菜園マンたちよ!そんな事はもうしなくていい!イチゴは朝でなくても昼でも夜でも受粉できるし、筆なんか使わず花房に軽く振動を与えるだけで受粉できるんだから!!!

 このところイチゴに関する論文を毎日読み漁ってるんですが、受粉に関して色々理解できました。まず、イチゴの雌しべの受精能力は開花から3日間以上持続する。花粉の受精能力も数日間、場合によっては20日経っても持続する。夕方に受粉させた場合、正常に受精して着果する(夜間の低温で花粉管の伸長などが遅れるが、翌朝になって気温が上がれば正常に受精する、なぜなら寿命が長いから)。とにかく人工授粉は朝昼晩いつやっても同じ。

 送風機を用いた振動受粉というものがあり、ミツバチの代わりに送風機でイチゴの株全体を2~3秒間揺さぶる事で正常に受粉ができる。イチゴの花粉というのはそれほどまでに簡単に宙に舞って周囲に拡散していくものだという事です。呆れちまうだろ?今すぐにその花粉まみれの筆を捨てろ!

 ただし昼間の気温が問題で、15℃以下だと花粉の入っている葯がほとんど開かなくなる(あとは湿度が高すぎると開かなくなる)。イチゴが受精不良になる要因の大半が、低温や多湿によって花粉が出ていない事なので、花粉が出るように環境を整える(ハウス栽培)か、花粉が出るまで待つ(露地栽培)のが大事。人工授粉の方法には大した問題はないので、皆さん安心して適当に人工授粉しましょう。

 おわり

 

 露地栽培イチゴ(やよいひめ自殖)は3月中旬以降から花粉が出始めて着果するようになり、今はどんどん着果してます。1花房あたり平均で10個程度の花がついてるっぽい。自殖系統だから元の品種よりも草勢は弱いはずなんだけど、そのわりにはまあまあ使えるレベルなんではないかという感じがある。ジェネリックやよいひめ。ジェネリ姫。

 

 おもしろい形の実もあるけど、ほとんどはやよいひめに似た感じ。あとは味だよね。去年食べた時はやよいひめ似だった。今年はたくさん収穫できそうだから十分に確認できる。

 

 イチゴ全景。草丈は最大で25cm、株間は20cmで狭くないので、普通の品種よりも小柄だと思う。ただし水分不足気味なのがあって若干生育が抑制されてる。このプランター、真ん中だけ黒土で、両端は重粘土で水持ちがいいんですよね。

 

 レタス(しずか)。まだ小さい。なんか弱々しいんだよな。老化苗だったのがまずかった。試しに1個食べてみたら、葉質は非常によかった。

 

 赤いスイートコーンの大和ルージュ。贅沢な10.5cmポット育苗で発芽してきました。調べたところこの品種はタイのSiam Ruby Queenという品種と同じ(と言ったら怒られるかもしれないけど)ものっぽいです。東南アジアでは結構作られてるようで、調べるとみんなうまそうに食べてます。しかも、このトウモロコシは生で食べなきゃいけねえ!みたいに言われているらしく、サツマイモのような風味だとか、トロピカルスイートコーンとかいう文句も相まって、謎。食べるの楽しみだけど怖いよ。

 

 ペピーノ植えました。隣のジャガイモが極めてCMVっぽいので抜きます。アブラムシがマジで尋常じゃない。どっから来てんねん。こんなのメロンに来たら一発でアウトだからな。

 

 スイカ苗。いい感じだね。4月下旬定植予定。もうすぐだ。品種はひとりじめ、味きらら、大金星の3種類ある。今年はコガネムシ幼虫のいない(たぶん)隔離地の地床栽培だから安心(たぶん)。

 

 びわ。今年は低温障害のハチマキ果が少ない。毎年来るハクビシン、今年こそ捕まえて食おうかな。あいつら人間を舐めてるので、木の上にいると全く逃げないので、下から狙い放題なんですよね。