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イチゴの光害

 イチゴの花芽分化に影響を与える照度の最小値って1lxらしいんですよ。満月で0.2~0.5lxなどと言われているので、遠くに街灯が立ってるだけで反応するくらい光に敏感らしいです。住宅街での家庭菜園なので、たぶんおそらく影響は受けてるんじゃないかなと思ってます。ただ、それがどのくらいなのかがわからない。

 1lxで終夜点灯すると、定植後の1次腋花房の花芽分化が1週間くらい遅れるらしい。5時から9時までの4時間点灯では、3lxでも影響は無いらしい。つまり、ちょっと影響するけど、そんなガッツリ影響するってわけでもない。これが定植前の頂花房の場合はどうなるかはわからない。

 日長は一定の範囲内であれば花芽分化に与える影響は大きくないとされていて、温度が一番重要らしい。普通は頂花房の方が花芽分化しにくい環境なんだけど、光害による影響が、一定範囲内の日長に収まってくれるかどうかで、悪影響の強弱が異なってくると思う。1次腋花房への影響は花芽分化1週間遅れるだけだったけど、頂花房はもっと強い影響が出る可能性がある。自然日長がまだ長い時期なので、極端な長日条件になってしまえば、温度が下がったところで花芽分化しなくなる。

 などと考えたところ、まあ、花芽分化してなくても植えちゃえばいいじゃん。という結論に至りました。花芽分化していなければ、開花は1ヶ月くらい遅れて、収穫は2月からになる(半促成栽培のようになる)。花芽分化していれば収穫は12月から。2ヶ月ズレるんだけど、総収量はそんなに変わらなくて、半促成栽培では開花が遅れるぶん株が育つので、あとから着果数増やして取り返せるようです。農家としては早く収穫するほど高値で売れるので早くならせたいが、家庭菜園ならまあいいので、いいかなと。

 四季成り品種のよつぼしも育てていて、これは他の品種とは花芽分化への日長の影響が逆なので、光を受けるほど花芽分化しやすくなります。だからよつぼしは光害の影響は全くなく花芽分化する。光害の影響を受ける可能性のある家庭菜園での促成栽培にはよつぼしが最適かもしれない。

 ちなみに四季成り品種は短日の冬でも花芽分化し続けますが、日長8時間で昼25℃夜20℃の結構暖かい条件でも花芽分化するそうです。昼30℃夜25℃だと花芽分化しなくて、日長24時間なら花芽分化する。よつぼしは一季成りの早生品種と同時期に花芽分化するので、平均気温25℃で日長13時間(9月上旬)くらいから花芽分化するんだと思う。

 四季成り品種は無電照栽培でも花芽分化し続けるものの、一季成り品種と比べて花房の数が少なくなりやすく、それによる収量低下があるのかもしれない。成り疲れではないのに花がなくて遊んじゃってる期間が少しあると。ただそれがどの程度なのかはわからない。

 

 

 とちおとめ自殖実生苗。大きくなった。葉柄は伸びずに横に広がってるものが多い。窒素が抜けてない感じ。生育はいいけど花芽分化するのかどうかわからない。

 

 ゆうべに自殖実生苗。葉っぱは小さくなってきた、というか、超でかかったのがやや大きいサイズになった。葉柄が短くなってきたので管理しやすくはなってきた。葉色は不安になるくらい薄くて、一番薄いのは半分枯れてそうな薄さ。これでもまだそんなに窒素抜けてない可能性があるという。なんかもう花芽分化してなくても早く植えたいな。

 

 よつぼし。少し窒素抜けてきた感はあるけど、まだ元気。チャノホコリダニにやられて新葉が傷んでる。この感じだとあと10日でもそんな変わらなさそう。窒素は追肥で合計60mg与えてるんだけど、ポットの底から水が漏れないよう潅水してるので、もうちょっと減らしてもいいのかもしれない。

 

 ゆうべに自殖。見た目が異常なだけで、生育の内容自体に問題がないのならいいんだけど。どういう実ができるのかによる。今のところ、苗はよつぼしが立性で一番管理しやすいな。

 

 イチゴ植える場所(しょぼいハウス)の準備もやってます。スイカ跡地で、今は毎日掘り返してコガネムシ幼虫を捕まえてる。毎日ゴロゴロ出てくるわ。定植時にダイアジノン使うけど、捕殺が一番確実です。

 ここに3条で80株植える予定。通路が狭くて管理が面倒くさいだろうなと思うけど、せっかくなので3条でやってみる。面倒くさすぎたら翌年から2条になります。

 

 極早生タマネギの苗。初めてセルトレイ使ってみたら管理めちゃくちゃ楽でした。植える時はもっと楽だし、セルトレイ最強やん!今年のタマネギはこのトップゴールド305(セット栽培の余り種)と、これから播種する泉州中高黄(ダイソーの種)でいきます。

 

 春菊を初めて育ててみる。春菊って害虫つくのかな?冬野菜はカブが最強に害虫つきやすくて、水菜はほぼつかない。