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抑制トマト イチゴ定植直前

 メロン後作の抑制栽培トマト。暑さの影響で1番花の位置が20節くらいになってますが、やっと涼しくなって元気になってきたので一安心。11月から収穫始まって、年末くらいまで頑張りたいところ。

 

 早速チャック果。でも着果率は高い。花粉は無いのでトマトトーン必須です。

 

 黄化葉巻病は発生してる。耐病性品種(ホームメイド大安吉日)の自殖1世代目の株なので、25%の割合で罹病性になります(耐病性遺伝子は顕性)。16株作って6株が発症してるので、まあそんなもんかな。コナジラミがかなり飛び回っているので残りの株は(今後も発症しなければ)耐病性だという事になります。最終的には罹病性品種の苗と、この耐病性でウイルスを保有してる株を接ぎ木して、それで発症するかどうかで確定できる。

 

 最近はツイッターとかでイチゴ農家の投稿をチェックしまくってます。今年は全国的にイチゴ苗が花芽分化するわけない高温だったので、無理だろうと思って見ていたら、イチゴ農家の人たちも大幅に定植を遅らせるようです。

 例年であれば、8月下旬から9月上旬の間で何日か涼しい日があって、少しずつ涼しさポイントを貯めていって、9月中旬にポイントがMAXまで貯まって花芽分化して定植できるっていう事なんですが、今年は9月下旬まで涼しさポイントがほぼゼロ。下旬になってやっと凉しくなり始めたので、いつから植えたらいいのかがわからない。検鏡で確認してからの定植だと大幅に遅れるので、いくらか見切り発車で植えるのかもしれない。もう毎日涼しいから今花芽分化してなくても定植後の数日間で花芽分化してくれるだろう、と。というかもう、1次腋花房の分化期が例年では10月中旬なので、ポット苗で花芽分化してなくても植えたらすぐ自然に花芽分化する時期になるっていう。

 

 定植直前のイチゴ苗を見ていきましょう。左から順に、よつぼし、とちおとめ自殖、とちおとめ自殖、とちあいか自殖、ゆうべに自殖、あまおう自殖、やよいひめ自殖。ポットは10.5cm。

 

 よつぼしは草丈が一番高い。少し前まではゆうべに自殖も大きかったけど、かなり小さくなった。早生系の苗は9月28~30日頃に植える予定です。流石に最近涼しくなって、早生の株は花芽分化すると思う。(しなくてももう植えるしかない)

 とちおとめ自殖は左は平均的なもので、右はちょっと草姿が異なる株。栃木県産とちおとめから採種したので、とちあいかと交雑している可能性がある。栃木では品種の移行中で、同じハウスにとちおとめととちあいかを植えてる農家が今多い。果実ができたらもっとわかりやすいと思うので育ててみます。

 とちあいか自殖は小さいけど最近ちょっと大きくなった。

 ゆうべに自殖は元から葉色が薄いので、窒素が抜けてるのかどうかわかりにくい。葉が小さくなったので結構抜けてるとは思う。弱ってる感があるけど、植えたらすぐ勢い出る気がする。

 あまおう自殖は草丈が低い。暑さで定植が遅れたおかげで生育が間に合ったので、ほとんど花芽分化できるサイズになりました。親が晩生だから10月3日頃の定植にする予定。

 やよいひめ自殖は急に葉色が薄くなって生育止まってきた。かなり窒素抜けてるはず。元が草勢強かったので消費量が大きかったのかな。あんまり窒素切れすぎてもかわいそうだから嫌だなあ。

 ちなみにイチゴの自殖系統は花芽分化が親より遅いものが多くなるので、この日付で植えても半分くらいは花芽分化しない可能性がある。差が出てくれれば早いものを選抜できる。

 

 左がとちおとめ自殖、右がゆうべに自殖。葉色の違いが歴然。ゆうべに自殖は薬害が出やすくて更にかわいそうな見た目になっちゃってる。でも新葉の出方とか見るとまだ限界ではないっぽいんですよね。とか言ってたら全部芯止まりしちゃったりして。どうなんですかね。

 

 イチゴの早生性の効率的な選抜方法として、ポットで育苗から開花までずっと栽培するっていう方法がある。一部が花芽分化しただろうタイミングで全部に追肥して、早生の株は花芽分化して早期に開花するので選抜できる。ポットのままだから狭いスペースでたくさん育てられるし、ハウス栽培でなくてもいい。ただしまともな収穫はできないし、早生性以外の特性は翌年に普通に栽培して確かめる事になるけど。理想的な早生個体の出現率が10~20%くらいだとすると、最初はそれで選抜した方が後が楽。

 今年は全部本圃に植えて本圃で選抜するけど、それだと晩生株が混じるので収穫量が不安定になる。小規模な家庭菜園なので、育種もしながら収穫もしたいって考えると、選抜の一部はそういう効率的な方法でやった方がよさそうだなと思ったので、来年はやってみます。

 

 ミョウガ収穫。株が巨大化してきたので来年は無限にとれます。

 

 極早生タマネギの苗。今のところOK。セルトレイだと肥料管理がむずいので早めに植えたい。

 

 三浦大根。コガネムシ幼虫の巣窟なので大量に種まきしました。コガネムシが間引いてくれる。

 

 春菊植えた。このサイズだとまだ春菊の香りはしないみたい。

 

 秘伝枝豆。7/10播種なので背丈が低く、誘引なしで自立してます。莢数が多いし、害虫がつきにくいので育てやすい。

 

 丹波黒豆。こちらも7/10播種で、背丈は中くらいでギリギリ自立してる。相変わらず着莢数が寂しい。もうちょっと遅く蒔いてもいいかもしれないけど、収穫は10月下旬頃になっちゃうかも。