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晴れなくてもいい

 受粉から収穫までほとんど晴れなかったトウモロコシ(んめぇとみぎ90)ですが、ちゃんとできてますね。虫にやられているものは、実が虫に食われていれば茎もやられているので味が落ちる。梅雨の問題は晴れない事よりも雨量が多くなりすぎる事なのかもしれない。曇りと晴れでは10倍くらい光の強さが異なるらしい。6月7月って1年で最も太陽が高い時期だから、曇ってても植物にとって十分な受光量は確保できるのかもしれません。これが秋に曇り続きだとちょっと厳しいのかな。

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 枝豆(湯あがり娘)は1株に25莢くらい。流石に害虫被害が増えてきましたが、まだ大丈夫な方です。ずっと食べてると飽きるなあ、という贅沢な状態です。スイカの立体栽培の日陰で育てていますが、枝豆は日照条件がかなり悪くても平気みたいですね。偉い。

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 人工光栽培について調べていて、太陽光より遥かに弱い光でも野菜は普通に育つらしいです。光を強くするよりも、1日の照射時間を長くする方が効果的で、レタスの場合は20時間照射するのが最も生育が優れるらしい。

 LED栽培ってやってる人は結構いますが、普通の畑で野菜を育てた経験のある人がやってる例はあまりなく、実用的な人工光家庭菜園というのはあまりないようですね。

 自分でちょっと計算してみたところ、レタスなどの人工光栽培なら家庭菜園でも黒字になるようです。自分で食べるので輸送や販売のコストはなく、かきとり収穫をすれば遥かに効率的になる。ちゃんとやれば、買ってくるよりも安くできる。ただし人件費は考慮しない。家庭菜園でも電気代や電球代を回収できる。あと冬であれば発熱が暖房代わりにもなるので、暖房代が少し浮くというのもある(暖房としての効率はヒートポンプより悪いけど)。

 けれども問題は色々あり、まずそんなにレタスを食べる習慣があったのかどうかです。今までレタスを食べなかった人が人工光栽培でレタスを作るようになると、それ自体は黒字ではあるけど、全体的に支出ではあるわけです。今までレタス買って食べてた人が、買う代わりに自分で作るようになれば支出が浮く事になる。

 もっと大きな問題は、レタスはほぼ一年中、屋外で栽培できてしまうという事ですね。真冬でもトンネルにすれば育つし、屋内の窓際でも育つ。そっちの方が遥かにコスパがいい。

 可能性としては、北海道などの家庭で、冬の屋外はとんでもない寒さになり、毎日吹雪で窓際も真っ暗になるような状況であれば、屋内の人工光栽培でレタスを育てるというのはありになってくると思う。買い物にも行きにくいような状況であれば、新鮮な野菜を少しでも自家生産できるのはありだと思う。レタスは、ありだろう。ではレタス以外には?

 今度の冬、メロンの人工光栽培をやってみようと思って計画中です。費用がかかるので1株だけですが、メロンやスイカを人工光栽培して収穫したという情報が幾らかあったので、わりといけるんじゃないかと思ってます。11月か12月に播種の予定。まだもうちょっと勉強したいところ。とりあえずLEDより蛍光灯の方がよさそう。